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初級クラスからのスタート
ブリティッシュ・カウンシルの英語コースには、もう4年くらい通っています。コミュニケーション英語コースの初級クラス(Elementary-1)から始めて、今は中級上クラス(Upper Intermediate-4)。入門に近いところからスタートして、ひとつずつレベルを上げてきた感じですね。もともとは、趣味で気功をやっていて、その先生と一緒にアメリカで開催されたシンポジウムに参加したのがきっかけ。当時はアシスタントとして同行したのですが、パーティなんかでは、向こうの人たちとも和気あいあいとコミュニケーションできるんです。海外旅行の経験もあるから、ノンバーバルなやり取りでちっとも困らない。でも、専門的な会話が交わされる場では、彼らが何を話しているのかさっぱり分からなくて。それがちょっと残念だな、と思っていました。それから数年後、同じメンバーによる会合が日本で開かれることになって。ボランティアスタッフを募集していると聞いたので、さっそく立候補したんですね。そこで、やっぱり英語力を身につけないと、と思ってブリティッシュ・カウンシルへ。最初のレベルチェックで講師の方から「グラマーはできてないけど、コミュニケーションはできているから、初級クラスから始めるといいよ。グラマーをきちんと覚えると、話せることも増えて楽しいから」とアドバイスされたので、まずは初級クラスに通うことにしたんです。
英語が絆を深めてくれた
それから半年後、その会合のレセプションで、アメリカのシンポジウムで知り合った方にご挨拶したんです。アメリカ人の女性ドクターですね。そうしたら、「ノブエ、英語を習い始めたのね!嬉しいわ。あなたと英語でお話できる日が来るなんて」って、すごく喜んでくれて。他の方も「英語を話すボーイフレンドができたのか?」なんて冗談を言ってくれたりして(笑)。彼らにとってはけっこう驚きだったみたいです。「ノブエが英語を話してる!」って。数年前は片言で単語を並べるくらいだった人間が、拙いとはいえ、ちゃんとしたセンテンスで会話している。私が英語を学んでいることが、話してすぐに伝わったんです。「もっといっぱい勉強して、何年後かにもっとおしゃべりしましょう」とも言われました。なんとなくコミュニケーションしていた頃とは、まったく違う関係になれた。たった半年で成果が出るんだ、って実感しました。お世辞かもしれないけれど、彼らが大喜びしてくれたのが忘れられなくて。だったらずっと続けてみようかな、と思ったんです。
間違えることで伸びていく
最初に通った初級クラスは、とにかく楽しかったですね。定員15名なんだけど、社会人も高校生もいて、みんなテンションが上がってる。高校生もと一緒にペアワークをしたり、グループワークをしたり。クイズやゲーム方式の授業も楽しくて、もう一回青春してるみたい(笑)。自分も高校生に戻った感じで、授業なんかで間違っても平気。ぜんぜん怖くない。クラスメイトの高校生にも「伸恵さんって、間違えるの平気なんですね」なんて感心されるから、「もちろんOKよ。だって間違えなきゃ分かんないじゃない」とか言って。あるとき、質問の答えがわからなくて隣の席の高校生に聞いて答えたら、思いっきり間違ってて、その子が「ごめんなさい」って謝ってきたんだけど、「いいのよ。言ったから間違いが分かったのよ。黙ってたらお互いに間違いに気付けなかったでしょ。逆に良かったじゃない」って笑い飛ばしたら、なるほどって腑に落ちたみたいで。それがきっかけで仲良くなって、高校の文化祭に遊びに行ったり。彼女も今は大学生になってますけど、メールをやりとりしたり、交流は続いてますよ。
上達は、「らせん」を登っていくイメージ
丸4年かけて初級クラスから中級上コースまで進んだわけですが、今のクラスも面白いですよ。留学経験がある方とか、英文科の学生とか、仕事で英語を使われている方も受講しているので、さすがにグラマーについては正直辛いものがありますけど。でも、できないからと言って授業についていけないかというと、そんなことはなくて。やっぱり講師がきちんとフォローしてくれるんです。「ここが分からない」って伝えると、しっかりと重点的に教えてくれる。「よし、じゃあ特別にエキストラホームワークを出してあげる。これをちゃんと勉強してきてね、見てあげるからね」とか。クラスのみんなと同じ課題もあるし、それぞれが苦手とする部分を押さえてくれた特別な課題も出してくれる。なので私も、「そうか、特別か!」って、気合を入れて勉強してくる。そんなやりとりがブリティッシュ・カウンシルの場合は普通ですね。それと、これは私なりの感覚なんですけど、英語の上達ってスパイラルなんですよ、上向きの。苦手なところがあると、次のレベルに進んだときも似たようなところで躓く。たとえば、前は仮定法で苦労してたけど、今度は仮定法過去で苦労するとか。元々よく分かってないところにくると、そこで引っかかっちゃうんですね。「またここかぁ・・・」みたいな感じ。そんなことを繰り返しながらも、少しずつ「らせん」を登るように上達していくイメージを持っています。
基本を学び、実用に触れる
授業では、テキストで基本のグラマーを押さえつつ、折をみて旬の話題や時事的な内容も盛り込まれます。たとえば最近なら映画『英国王のスピーチ』とか。「あのシーンではどう思った?」「どうしてああいった流れになったのか分かる?」なんて、映画のストーリーや時代背景についてフリートーク形式でクラスの会話がどんどん膨らんでいく。BBCの番組を見てディスカッションすることもありますね。テキストで習うグラマーや単語を覚えるのはもちろん必須だけれど、日常会話における自然な英語の使い方を肌で感じることも大切なんだ、という考え方なんだと思います。あとは、カードを使った文章の組み合わせゲームもあったりして、そういった教材も講師がオリジナルのものを作ってきてくれる。パズル感覚で遊んでるみたいなんですけど、じつはちゃんと学べるように工夫されている。そういう授業は私も大好き。自由な感じがしてすごく楽しいんです。それから、クリスマスとかバレンタインデーとか、季節ごとにイベントが開催されるんです。それはクラスも関係なく、ご近所の方とか、友達を連れてきたりして、自由に参加できる。ちょっとした交流イベントですよね。ダンス大会やダーツコーナー、英国クイズのようなアトラクションも用意されていて、毎回すごく盛り上がってます。そこで友達になった人もけっこういますね。こうしたカジュアルな交流イベントが開かれるのも、ブリティッシュ・カウンシルならではだと思います。
英語が、人生を豊かにしてくれる
どちらかというと、私は直感を優先させる人間だったと思うんです。でも、英語を学びながら、物事の見方や考え方が徐々に変わってきた。英語で考えているときと、日本語で考えているときって、脳の使い方が違うんですよ。英語はロジカル。はじめに「こうしたい」って意志があって、そこに「理由はこうだから」っていう説明が用意されている。きわめて論理的な思考方法ですね。そのおかげで、私も直感だけに偏らず、いろんなことをバランスよく見通せるようになった。以前とは違う視点や気づきがあって、新しい自分に出会うことができる。いくつになっても成長できるんだってことが分かっただけでも、私の中ではとても嬉しいことなんです。英語という光が差し込んできて、どんどん扉が開いていく。自分自身を解き放つというか、広げていく感覚がありますね。英語を始めたことで、人生が豊かになった気がします。だから、いつでも前へ前へと進んでいけるんですね。素晴らしいことだと思っています。



