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Interview
  • 英語が、私を支えてくれる。
  • 英語が、私を自由にする。
  • 英語が、私を深くする。
  • 英語が、僕の勇気になる。
英語が、私を自由にする。

英活。Interview : name 三沢圭乃 birth 1980 career コンサルタント

英語との出会い、そして世界へ

ちょうど8歳くらいの頃、私の家にイギリスからの留学生がホームステイしてたんです。ジャッキーという19歳の女の子。私もまだ子どもだったから、もちろん英語は話せませんでしたけど、簡単な単語と身ぶり手ぶりでちゃんと通じるんですよ。言葉の壁なんて感じないくらい。一緒に遊んでもらって、すごく仲良くなって、今でも手紙のやりとりを続けてます。彼女との出会いが英語の原体験ですね。それから大学に入って、自分の殻を破ってみたいという思いもあって、海外ボランティア活動に参加したんです。スリランカやフィリピンに行って植樹活動などをしていたのですが、現地では当然、日本語よりも英語の方が通じますよね。そんな体験を通じて、あらためて世界の共通語として英語を意識したのかもしれません。それと「もっと広い世界を知りたい」という“種”のようなものを、そのとき自分の中に植え付けたんだと思います。就職してからも、その思いがどんどんふくらんできて。イギリス留学という具体的な目標ができてからは、やっぱり必要なのは英語だな、と。海外でしっかり勉強するためにも、ツールとして通用する英語力を身につけなくては、と考えていたので、ブリティッシュ・カウンシルの英語コースを選んだんです。

ショック、のち「やるしかない」

ブリティッシュ・カウンシルの英語コースでは、中級クラスから始めて1年半くらいかけて上級クラスまで進みました。留学準備のためのコースですね。そこで英語力を徹底的に鍛えてから、イギリスにあるブリストル大学の大学院へ留学。教育学の中でも「エデュケーショナルディベロップメント(開発教育)」と呼ばれる専門分野について学びました。内容としては、たとえば、教育の機会を受けられない子どもたちにどのようにして教育を施していくのかといった政策論から、教育現場が抱えている問題まで、いろんなテーマについてみんなで議論したり、論文を書いたり、といった感じです。ところが、日本で相当英語力をつけて行ったはずなのに、分からないんですよ、英語が。言いたいことも満足に言えないし、彼らが話してることも理解できない。かなり衝撃的でした。でもだからといって、仕事やら何やら全てを振りきって日本を出てきたわけだから、今さら逃げ道はない。「ここでやるしかない」って感じですよね。肝を据えて踏ん張るしかない。英語力を高めることはもちろんだけど、修士の学位もきっちり取りたかったし、論文も書き上げたかった。日本に持って帰る何かが欲しかったんです。だからもう、毎日追いまくられるように勉強して、悩んでは回復して、なんとか論文も書き上た。だけど正直なところ、大学院の1年間では、自分が目指していたレベルまではたどり着けてないですね。まわりからは、英語力も伸びてるし、論文もしっかり書けてるし、日常的なコミュニケーションは問題ないよって言われてたんですけど、自分自身で分かるんです。いかに自分ができてないかということが。最初のショックからはなかなか抜け出せなかったですね。むしろ日本に帰国して1年くらい経った現在の方が、ゆっくり定着していっているような気がします。留学当時はいろんなことを消化しながら走り続けていた感じなので。そのときの体験が、今になってようやく血となり身となり始めているのかもしれません。

「Get what you want!」

イギリスでは寮生活をしながら大学院に通っていました。そこでいろんな国から来ている人たちとの交流できるのが楽しかったですね。彼らと過ごしたことが、私の人生の中で大きな宝になっています。じつは論文が書き上がる頃、かなり深刻に悩んでいた時期があって。大学院もじきに卒業するし、このまま日本に帰るのか、それともイギリスに留まるべきなのか、一人で悩みすぎちゃって落ち込んでいたんですね。そんなとき、イブラヒムというソマリア系イギリス人の友達が声をかけてきて、「Get what you want!」って言ってくれたんです。意味は「君が欲しいものをただ取りにいけ」が近いかな。「すごくシンプルなことじゃないか。君が欲しいものを手に入れるのに役立つのなら、何をくよくよ悩むことがあるんだい?」。彼からそう言われたとき、スコーンって悩みから抜け出せたんです。自分が進むべき道がスパッと見えた。彼が伝えてくれようとしたのは「ゴールが見えているなら悩むことはない。ゴールへの道筋を探るために悩むのならいいけど、君はもうゴールが見えているんだから、そこに向かって進めばいいじゃないか」ということ。そのときの私のゴールは「イギリスで仕事を見つけること」でした。でも、もしも就労ビザが取れなかったら、仕事が見つからなかったら・・・なんて、ネガティブな想像ばかりして怖じ気づいていたんです。でも、「就労ビザが欲しい。仕事が欲しい。そして、君には目標がある。じゃあ、必要なものを取りにいかなきゃ。悩んでいる時間なんて無いよ」って、ポンと肩を押された。それでパチーンって覚醒。本当だって思って。それって、今まで自分がいた環境には無かった発想なんですよ。日本の中にいると、悩むことや苦しむことが美徳として捉えられがちじゃないですか。でも彼らはとにかくシンプル。欲しいものがあったら取りにいけ。何としてもやりぬけっていう考え方。彼が教えてくれたこのシンプルな言葉が、その後の私を形作ったんだと思っています。

「ファイター」という称号

「Get what you want!」という言葉のおかげで、論文の仕上げと並行しながら夜行バスでロンドンまで行って就職活動して、就労ビザも取得して、結果的にそのままイギリスで就職することができました。不動産関係の仕事でしたが、今度はビジネスでネイティブと対等に渡り合わなくちゃいけない。大学院の頃とは一段上のステージでの闘いが始まったわけです。もう毎日胃が痛い(笑)。でも、働きだして1年くらい経った頃、友達のブラジル人から「僕は君のことが好きだよ。人間として大好きだよ」って言われたんです。「どうして僕が君のことを好きなのか分かるかい?」って聞かれて、私は分からなかったんですけど、「Because you are fighter」って言うんです。「だって君は戦士だから。あちこちに傷を負ってるけど、君はつねに自分でこうと決めたところに進んでいく。その生き方が僕はすごく好きだし、尊敬してるんだ」って。この言葉があったから頑張れたんです。本当に力をもらった。日本から遠く離れて、イギリスでたった一人。やっぱり寂しいし、辛いし、何度も落ち込んで、どうしようもないときもあったんです。でも「そうか、私はファイターなんだ。じゃあ闘おう!」って立ち直る勇気をもらった。ファイターなんだから、何があっても闘い続けて、匍匐前進でもいいから進んでいけばいいんだなって。今でもその言葉は、私の中で生き続けていますね。

英語でつながるということ

辛いとき、私に声をかけてくれたイブラヒムもブラジル人の友人も、幼い頃からイギリスで暮らしているから英語はペラペラなんです。感覚もイギリス人とほとんど変わらない。でも、それぞれ異なる出自を持つノンネイティブだから、やっぱりどこかで寂しさを抱えている。そういう彼らだからこそ、かけてくれた言葉なのかもしれないですね。たぶん、同じような苦労をしてきているから。くやしさとか、怒りとか、もどかしさとか。そんな彼ら自身のお腹の底からあふれてきた言葉だったからこそ、私の心にもすっと入ってきたんだと思います。そういった人たちとのつながりや、社会の奥深さというのは、たぶん日本の中にいたら気づくことのなかった視点ですよね。孤独の中にも、喜びの中にも、悲しみの中にも、いろんな種類と深さがある。それは日本を出て外の世界で暮らしたから分かったこと。そして世界の共通言語である英語のスキルが無かったら、けっして触れることのできなかったものだと思います。

英語が私を解放してくれた

私にとって英語は「活力」かな。英語というスキルを身につけたことで解放されたんですよ、すごく。英語に「revealing」という言葉があって、自由になる、自分を解き放つ、みたいな意味があるんですけど、まさにそんな感じですね。人との出会いもそうだし、論理的な言語として英語が使えることで、自分の中に新たな光が差し込んできたような気がする。半分は英語脳になってるというか。物事を考えるときも、日本語で行き詰ったときは、英語に切り替えてみると、意外とシンプルに答えが出たりするんです。仕事や感情を整理するときには、英語ってすごく使いやすい言語ですね。論理的な思考を常とする人たちが使ってきた言語なので。あとは、後天的に身につけた客観的な言語でもあるので、日本語のようなしがらみが無いぶん、ストレートに自分の言いたいことをスパッと言えたり。もちろん逆もあって、情緒的なことや詩的なことについては、まだまだ日本語の方が表現しやすいですね。でも複数の言語を使って発想することって奥が深いと思うんです。ネイティブな言語だけでは照らし出せない自分の中の未知の領域を、他の言語で照らし出す、みたいな感覚がある。とにかく、死闘を繰り広げて獲得したスキルだから、英語に対する愛情って大きいんですよ。当たり前に授かったものじゃないから。言葉に対する感受性みたいなものは高まると思いますね。

ブリティッシュ・カウンシルという学び場

私が通ったのは留学準備コースだったので、真剣に英語を身につけたい人たちが通ってましたね。金融関係の方もいれば、SEのような専門職やアーティスト、文学をやっている方もいました。みんなに共通していたのは、やっぱり英語を極めたいということ。英語をツールにして自分たちの強みを活かしたいと考えている人たちだったから、いわゆる格好だけで英語を習っているんじゃなくて、体系的な語学として学びたいという意欲が強かった。そういった思いに応える環境が、ブリティッシュ・カウンシルには整っていたと思いますね。これはよく言われることですが、とにかく講師の「質」が高い。私たちの熱意に応えてくれたうえに、もっとやる気に拍車をかけてくれるんです。教材なんかも通り一遍のものを使うんじゃなくて、たとえば、私たちがこういうことを知りたいってリクエストしたら、翌週にはきちんとそのための資料や教材が用意されている。講師もそれぞれ個性があって、みんな魅力的でした。けっして目を逸らさない。生徒一人ひとりをちゃんと見ていて、それぞれの努力も評価してくれる。一生懸命に工夫してつくったノートなんかも、クラスのみんなに「このやり方はすごくいいよ!」なんて紹介してくれたり。人と違うことをしていても、それがいいことであれば、すごく評価してもらえる。だったらもっと頑張ろうって、モチベーションにもつながりますよね。つねに私たちを上に伸ばそうとしてくれる。スクールというよりは、個人塾に通ってるみたいな感じでしたね。細かく目配りして、でも一方的に自分たちのやり方だけを押し付けるんじゃなくて、生徒と一緒に自分たちも成長していこうっていうスタンス。非常に成熟度の高い教育機関だと思います。

英語は、自由に生きるためのツール

ブリティッシュ・カウンシルの英語コースは、人間交流の場でもあったと思うんです。おたがいの向上心や感性を補給し合っているような感覚がありましたね。私の吐き出した思いのようなものを受け止めてくれる人もいれば、みんなの熱を吸収している自分もいる。当時のクラスメイトたちとは、いまだに交流があるんですけれど、やっぱり共通して何かを発信していきたいと思ってるんです。ブリティッシュ・カウンシルで得たものを、今度は自分たちが世の中に返したいと考えている。一人ひとりが自分らしく自由に生きる。足の引っぱり合いじゃなくて、育て合っていけるような、そんな社会をつくっていきたい。そのために何ができるかを、みんな一生懸命に考えている。今の時代って、英語の必要性を感じていて、英語に興味があるけれど、なんとなく二の足を踏んでる人が多いんじゃないかと思うんです。そんな人の背中を押してあげたい、解放してあげたい、という思いがあります。私が英語を身につけることで体験できたことを、他の人にもどんどん味わってほしいなと。もしも怖じ気づいてる人がいたら、自分のできる範囲でサポートしてあげたい。それこそ「Get what you want!」ですよ。夢や目標があるなら、到達するために動きださなくちゃ。だって自由に生きたいでしょ? 英語が使えれば世界が広がるんだよ。だったら始めるしかないよね、っていう、すごくシンプルな原則ですよね。

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