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英語にもっと近づきたかった
ブリティッシュ・カウンシルとの最初の出会いは、海外留学の準備をしていた頃。当時は日本の一般企業で働いていたので、仕事上で英語を使う機会はありませんでした。でも、英語は子どもの頃から好きだったし、身のまわりにも留学経験者や英語を使って仕事をしている人がいたので、いつか英語と仕事を結びつけたかった。そこで、思いきってイギリスへ留学することにしたんです。その資料集めのために訪れたのがブリティッシュ・カウンシル※でした。それから約2年半の語学留学の後、日本に帰ってきて英語を使う今の仕事に就きました。現在の職場では英語と日本語を使う割合は6:4くらい。社内の公的な文章は基本的に英語です。日本語に堪能でないスタッフもいるので、日常会話も英語が中心になるし、業務でも素早くメールを返したり、レポートを作成したり、手紙を書いたりと、実務的なレベルの英語力が必要とされます。そこで、あらためてブリティッシュ・カウンシルの英語コースに通おうと思ったんです。
※ 現在、ブリティッシュ・カウンシルでは英国留学に関する情報をイベント、Webサイト、出版物を通して提供しています。
フレンドリーで和やかな雰囲気
入学前は、英国の公的な国際文化交流機関ということもあって「ちょっとお固いのかな・・・」なんてイメージがあったんですけど(笑)。でも実際にブリティッシュ・カウンシルに通ってみたら印象はまったく違いました。講師もスタッフもみんなフレンドリーで話しやすくて。受講したクラスも和やかなムードだったので、リラックスして授業を受けることができました。他のクラスの授業を廊下から見ていても、つねに笑い声が聞こえてくるようなアットホームな雰囲気なんです。だれでも臆することなく英語でコミュニケーションできる温かい環境ですね。日本で長く暮らしている講師も少なくないので、日本のことも日本人のこともよく分かっている。「日本人に英語を教える」ことに豊富な経験と誇りを持ったプロフェッショナル、という感じです。私が受講した「ビジネス英語コース」は、ライティングを中心にビジネスで使える英語を身につけることが目標でした。ビジネスの現場では、メール、レポート、手紙など、さまざまな形式で英語を使わなければなりせんが、もちろんそれぞれ書式が異なります。授業では、どういう点に気をつけるべきなのかを具体的に教わったり、実際の業務を想定したメールや書類を作成して、講師にチェックしてもらったり、生徒同士で比べてみたり、ということを通じて実践的な英語の運用方法を学びました。たとえば、メールの書き方でもフォーマルさの段階があって、初めてメールを出す外部のお客様に対してはきちんとした形式で書くし、社内のスタッフ同士のやりとりでは、もう少しやわらかい書き方にする。そういった文章のフォーマリティの使い分けは、学ぶ機会が少ないものなので、とても参考になりましたね。
「続けること」が上達の秘訣
私自身の留学経験と比べてみても、ブリティッシュ・カウンシルの授業は英語圏における英語教育と同じ考え方に基づいて構成されていると思います。「読む・書く・聴く・話す」というリテラシーとしての英語を、講師や生徒同士のコミュニケーションを通して学ぶことができる。たんなる「英会話」じゃなくて、本当の「英語力」が身につくカリキュラムになっているんです。イギリスで英語を学んでいるときもそうでしたが、最初のうちは真面目に勉強していても、自分が伸びている実感はなかなか感じられないんですね。「こんなに勉強してるのに、どうして話せないんだろう。私は英語に向いていないんじゃないか・・・」と落ち込んでしまう。自分で「あ、英語のレベルが上がったな」って気がつくのは難しいんです。それでもあきらめずにコツコツと続けていくと、ある日、ふと自分の成長を発見することがある。他人の話していることも分かるし、テレビの内容も理解できるようになっている。よく言われることですが、英語は本当に「継続」なんです。だから、英語をちょっと学んでみて、向いてなさそうだからとか、実力がついていないからやめよう、なんて見切りをつけてしまうのはすごくもったいない。とくに最初の頃は、いったん上達が実感できると、どんどん楽しくなってくるので、まずはそこまで続けてみることが大事だと思いますね。
英語は世界を広げるためのツール
私にとって英語とは、無くてはならないもの。生活のベースですね。もしも英語が使えていなかったら、今の仕事とめぐり会うことも無かったと思うし。英語を本格的に学ぶ前と後では、自分自身も大きく変わったと思います。今もわりとおとなしいほうだと思うんですけど、昔と比べると人とも積極的に話せるようになったりとか。英語って、いろんな人や情報にアプローチして自分の世界を広げていくためのツールだと思うんです。ツイッターとかフェイスブックを使っていても、英語ができると楽しさがぐんと広がる。仕事をしていても、参考にできるニュースやWebサイトの選択肢が増えますよね。そんなときは「英語が使えてよかったな」と思います。それから、人と話すときや文章を書くとき、日本語は自分の言いたいことが一番最後にきますよね。「なんとかで、なんとかだから、こうしたい」とか。英語は逆で、まず「こうしたい」ということをポンと提示して、そのあとに「なぜなら・・・」という理由がくるんですね。自分が何を言いたいのか、まず結論を明確にして話を進める。そうすると建設的な意見のやりとりにつながりやすいんです。この方法は仕事をする上でも心がけるようにしています。
まずは一歩、足を踏み出す勇気を
今、上手に英語が使えている人だって、やっぱり最初はつまづいてばかりだったと思うんです。たくさん間違って、たくさん悩んで、でもあきらめずに続けたからこそ、今のレベルまで達することができた。だから、これから英語を学ぶ人も、最初からあまり高い目標は持たずに、勉強したことを少しずつ活かすようにすればいいんじゃないかと思います。たとえば、英語の本を読んでみたり、ネイティブの友達をつくって話してみるとか、自分にできることから始めてみる。どんなに未熟でも、たとえ間違っていたとしても、実際に英語を使ってコミュニケーションしているのだから、その時点で何もしないよりは確実に世界は広がっているはずです。それをずっと続けていけば、絶対に英語力は伸びていく。まずは始めること。英語という新しい世界に足を踏み入れる、ちょっとした「勇気」と「思いきり」が大切なんだと思いますね。



